心が病んでちゃ仕方ない

私は全然悪くない全肯定ブログ

発症から1か月間を振り返る。

 

不安障害やうつ病の症状は人それぞれ。

同じように、もちろん過ごし方も人それぞれですね。

 

 

私は当初「不安障害ってやつだな」と自己診断をしていました。

漠然とした不安感を感じた時、すぐにネットで検索しての自己診断。

その不安感が死へ直結しそうになった瞬間に家族に助けを求めて病院へ行った結果『不安障害と抗うつの混合型ですね』と診断された訳です。

 

会社を休み、薬を飲み始めたら“死に直結する不安感”は徐々に現れなくなりました。ただ、発症から1か月は何もかも不安定でしたね。

もともと、「一人サイコー!誰かと一緒に暮らすなんて無理!家族でももう無理!」と大声で言っていたタイプの人間でしたが、発症から今現在も私が一人暮らしをしている1Kの部屋で母と同居しています。今は「一人になれる空間なんて必要ない」とさえ思っているので不思議なものです。

 

 

【発症~1か月】

◇音・光がダメ

自分が認識しない音、なんて言えばいいんでしょうね。私が横になっている間に母がテレビを見ていたりすると、その番組は私が見ている訳じゃないじゃないですか。その音がダメなので発症からしばらくはTVを付ける事がなく、無音が多かったと思います。母がスマホで動画を見たりする音も不快で、『イヤホンして!』『音漏れしてるから音量最小にして!』とキツく当たってしまったものです・・。

 

光は日光ではなく電光?朝は日の光があっていいのですが夕方、日が暮れて生活に支障がでるレベルの暗さになるまで電気を付けませんでした。

 

この、音・光がダメだとTVがダメなのですることがなく夜も早くベッドに入るんですが、母はそんな早い時間に寝れないので、母が寝支度等している時に私はアイマスクに耳栓をしてベッドに入ってましたね。いろいろキツかったなぁ…と思い出します。

 

 

◇睡眠(中途覚醒早朝覚醒

毎日21時頃にはベッドに入っていましたが、2時~4時の間に2度ほど目が覚めて、なかなか寝付けない時間を過ごし、5時に完全に目が覚める生活。

ぐっすり眠れた感覚がないのと、5時に目が覚めても母が同じ部屋にいるので起こしてはいけない・・と自由に過ごせず毎朝しんどかったですね。5時に目覚めてただただボーっと天井を眺めたり、泣いたり。シャワーを浴びて体を疲れさせてみたりしました。中途覚醒した時にこの薬飲んだらすぐに寝れるよって頓服薬をもらったのですが、一度も効きませんでしたね。

 

 

◇食欲

食欲は全くありませんでした。フルーツなら食べられる状態だったので母はよくフルーツを買ってきてくれていました。もともと甘いものが大好きでお菓子やケーキ、アイスもバクバク食べていたタイプでしたがそういうものにも一切興味がなく、あまり現状が分からない父親が「これもこれもこれも食べろ」って今までと同じようにいろいろ買ってきてくれたのに食べられなくて申し訳ない気持ちになったなぁ。

 

 

◇行動

行動力・・というか、意欲というか、自分で出かける事は一切なかったですが、母の運転で買い物に出かけたり実家に帰ったりはしていました。眠れてない食べれてない割に意欲的だったんじゃないかなぁとは思います。父の日のプレゼントを買いに行ったり、ネットで欲しいフィギュア(マーベル系)を買ったり、親戚の子に本を送ったり・・と、まぁお金を使っていましたね。お金を使う事がストレス発散になっていたのは間違いないです。ただ、友人と会うような気持ちにはどうしてもなれず、連絡は取りあっていても「遊ぼう」の一言はどうしても言えませんでしたね。みんな「会いたくなったらいつでも言ってね。待ってるから」と待ちのスタンスで居てくれて嬉しかったです。

 

 

◇口数

口数、非常に多かったんです。母とすごくたくさん喋っていました。TVをつけないとかそういうことも関係していたかなぁ?朝・夜はアレですが、日中は本当によく喋っていたと思います。不安だったんだろうなぁと今になると思いますね。「もしこうなったらどうする?」と、先の事ばかりを多く話していたので。今よりも本当によく話をしていました。友達からLINEが来るたびに「◎◎ちゃんがこう言っててね」と全部話していました。どういう心理なのか自分でも気になりますね。友達とのLINEの内容を全部話すなんて普通じゃないなと思いますから笑

 

 

 

私は6月1日から無地のノートに毎日のタイムスケジュールを付けているのですが、それを1か月振り返ってみると感慨深いものがあります。ただ、見ていて辛くなる箇所も多々ありますね。思った事を殴り書きしている箇所もあるので「なんで私がこんな目に合わないといけないんだ」という嘆きがあったりすると、一気にその時の自分に連れていかれるんですよね。

 

当初は「1か月も休めば良くなるんじゃないか」と思っていましたが、全然甘かったですね。中途・早朝覚醒から1日がスタートするので毎日絶望だったように思います。「まただ‥またこの時間に目が覚めた‥」それだけで泣いてしまう。たったそれだけの事で泣いてしまうような精神状態。

 

 

 

自分がうつ病になる前、うつ病の認識は甘かったなぁとつくづく思います。

『あなたに私の気持ちなんて分からないのよ!!』なんてドラマでよくあるセリフですけど、まさにそれで。なってみないと分からない。今まで会社の同僚がうつ病で休職した事が何度かありますが、声のかけ方間違えていたんじゃないかなぁと反省したりもしますね。症状が人それぞれなので何が正解で何か間違いかは本人以外に分かりませんけどね。

 

ただ、いまだに「鬱は甘え」だという人が一定数いますから。

鬱は病気です。実際に症状が出ます。会社を休んで遊んでる訳ではありません。

 

 

もっともっと理解して欲しい・・・とつくづく思う1か月間の振り返りでした。