心が病んでちゃ仕方ない

私は全然悪くない全肯定ブログ

ウツ病5か月で復職は早いのか

 

私、実は別で「ウツ病ブログ」を書いているのですが、復職した事を記事にしたら以下のようなコメントをいただきました。

  

「そんなに焦って復職しなくてもいいんじゃないですか?ゆっくり療養しましょうよ。復帰後ダメになった私が思うに~・・・・うんたらかんたら」

 

 

そのブログはごく最近始めたもので、このブログよりも簡素というか、簡潔というか。なので『焦ってる』と判断されたことにとても驚きました。焦りを判断できるほどの情報を載せていないので。

 

ウツ病と診断されて5か月。果たして復職は「早かった」のか。

 

  

今の職場で精神疾患を患い休職したのは私が初めてなんですけど、前に勤めていた会社にはよくいました。同期にも何人か。確かに5か月そこらで戻ってきた人なんて見た事がありません。早くて9か月~長くて1年半くらいでしょうか。1年半休職したのち復職してまたすぐ休職する人も何人か見てます。それに比べると「早い」と言えるでしょうが、果たしてそれって他人と比べるもの?

 

コメントしてくれた方はきっと自分と比べて「早い」と思ったんでしょうが、それって比べるものじゃなくね?って感じですよね。少しイラっともしましたし。会った事も絡んだ事もない人がめっちゃ淡泊なブログ読んだだけで「5か月?まだ早いよ!」って、お前なんだよ的な感想しかないですよね。「心配して言ってるんですよ」って、絶対ウソじゃん、なになにこわい。誰なの。

 

 

ただ、Twitterでアカウントを作った初期の頃からの相互さんで、今もずっと調子悪そうにしてる方たくさんいますから、そんな中で自分は働けるまでになった。どうしてかって考えたりするんですよ。それにはきっと色んな巡り合わせがあったり恵まれた環境にいたりしたからなんですよね。

  

毎日、今生きている事、働けている事に対する感謝を忘れないように、「どうして5か月で復職できたのか」を残しておこうと思います。【私の場合は】なので、他の誰かが同じ状況で症状が良くなるかっていうとそうでもないと思うんですけどね。

  

  

■家族が病気について理解し、サポートしてくれた

∟一番負担をかけたのは母ですが、ウツ病に関する本をたくさん読み理解を深めようとしてくれました。父は「何も心配することはない」「何があっても守る」と何度も伝えてくれました。私が口をきかなくなったり辛く当たったりしても決して言い返したり感情的になったりせず、ドーンと構えていてくれた。自分が親になった時同じことできるかって言われたら難しいと思います。私と一緒に住むために引っ越しもしてくれて、なんなら今、会社の送り迎えもしてくれてますから…。休職中で収入がない事、退職したら貯金を切り崩して生活しないといけない・・・と金銭的な不安からボロボロになっていた時は「不安になる必要はない。これだけあるんだから」と預金通帳を見せて証明してくれたり、常に【安心感】を与えてくれる両親です。

  

  

■友人が何度も励ましてくれた

∟発症後すぐにLINEのアカウントを削除して姿を消した私ですが、そこから時間をかけて「この人とは切れたくない」と思う人にだけ連絡をして再度LINEで繋がりました。その中に毎日LINEをくれる友人がいました。朝「おはよー。仕事行ってくるよー」ときて、夜「今日は体調どうだった?何してた?」とLINEをくれる。もちろん5か月間毎日くれてたわけじゃありません。振り返ってないけど、体感では1か月くらい毎日くれて、2か月目は週3くらいでくれてたイメージ。本当は2週間かもしれない、1週間だったかもしれない。それでも体感はもっともっと長い。この友人には本当に救われました。「あぁ、家族以外に私を気にかけてくれてる人がいるんだな」と実感できたので。その他にも片道4時間かけて会いにきてくれる友人がいたり、何度ドタキャンしても「病気なんだから仕方ない!身体が一番!問題ない!」と許してくれる友人がいたり、とにかくみんな病気に理解があって、寄り添って共感してくれました。なんてことないLINEをたまにポロンっとくれるだけで元気になれるから、「友達」ってすごいなぁと思います。

 

 

■ずっと待っていてくれた社長や諸先輩方の存在

ウツ病になった原因もおそらく会社にあるのですが、幸いだったのは「たぶんこれが原因・・・かな」くらいのレベルで原因が断言できない状態だった事です。もちろん休職中には会社の近くを通りたくないし会社に電話もできないし面談に行くなんて無理!な感じで対応は全て母に任せていました。全ての対応に社長が関わってくれ、常に「ちぇりさんは会社に必要な人材です。社員全員そう思って待っています」と言い続けてくれました。母づてに聞いている時は「あっそう・・・」と軽く流していましたが、症状が少し安定し『退職』を決意した際に最後だから会っておこうと「退職の挨拶」として面談を申し込んだ時も社長直々に「少しだけどまだ休職できる期間はあるから決断しないで欲しい。誰一人辞めて欲しいだなんて思っていない。皆待っている」と目を見て穏やかに話してくれた事で『私は社会的に必要とされている』と自覚し、この頃から症状がグンと良くなりました。

復職した今、原因となった事は一応改善されているように思いますし、諸先輩方が常に気にかけてくれていると感じます。

 

 

Twitterの相互さんたち

発症してどれくらいだっただろう。すぐにTwitterのアカウントを作成しました。最初は病名をアカウント名にいれていて、同じ病気で苦しむ人達をかたっぱしからフォローしていました。「辛い・・」と呟くと「どうしたの?」と聞いてくれ、「私はダメ人間だ・・・」と呟くと「そんな事ない、ゆっくり行こう」と励ましてくれました。タイムラインは皆の「辛い」「涙が出てくる」「何もやる気が起きない」と、いわゆるネガツイですよね。それで溢れているんですけど、「私だけじゃない。同じ感情の人がたくさんいるんだ」と思えて支えになりましたし、復職が決まってからはアカウント名に【復職】と入っている人をフォローして「お互い頑張りましょうね」と励まし合ったり。年齢も住んでいる地域も病気になった原因も違う、会った事もないし、きっと会う事もない。それでも「誰かと繋がっている」と思えるTwitterどん底にいる時本当に支えになりました。

 

 

■しっかり薬を飲み続けた

∟たまーにTwitterで「飲み忘れちゃったけどまぁいいか」「調子がいいし飲まなくてもいいか」って見かけることがありますが、私はきっちり飲み続けました。薬、超信じてるんで。主治医、めちゃめちゃ信じてるんで。私の一言一句しっかり聞いてくれて薬を調整してくれました。だから今こうして割と元気に…というか、会社にいる時は「本当に病気なの?」くらいのレベルで発症前と同じように生活できています。薬はダメ!薬づけにされる!っていう人の思想というか考え方を否定するつもりはサラサラないですが、だから私の「薬、しっかり飲もう!」も否定しないでいただきたい。

 

 

 

私の中で大きかったのは以上の5点ですね。どれが欠けても5か月でここまで来れなかったと思います。

ズドンと落ちていたのは3か月ほどで、あとの2か月でゆーーくりマイペースに回復させていった感じですかね。これが決して早いとは私思いません。あの3か月は本当にしんどかった。最初の1か月なんて食事もできないし消えたいし地獄だった。これを何も知らない他人に「早い!」とか「焦りすぎ!」と言われる筋合いは無い!

仮にまたすぐに休職してしまったとしても「だから言ったのに・・・」なんて他人に言われる筋合いはないな!

※相互さんたちは他人と思ってません!相互さんだから!

 

 

今現在、うーん・・・10月で落ち込んだ日はあったかなぁ・・・。月初は減薬の離脱症状っぽいものがあり不安定だったけど、薬が元に戻ってからは落ち込んだ日がないように思います。あったのかもしれないけど覚えてない。ポジティブな事を呟くようになり、そもそも呟く回数が減っていったと思います。趣味垢とリア垢がそもそもあったんですけど、そっちにいる事が多くなったように思いますね。

相互さん達が気を悪くするかもしれないんですけど、正直に言うと、今復職したてで、ギリギリバランスとってます状態というか、カイジの鉄骨渡り状態というか。ちょっと下覗いちゃったらバランス崩すぞ…という状態。いや!決して相互さんたちを「下」に見ている訳ではない事をご理解いただきたいんですけど、そういうアカウントだからこそネガティブな発言が当たり前じゃないですか。私も思う存分してきましたよ。でも今ネガティブな発言を見てしまうと「前の私」に引き戻されそうな感覚になるんですよね。ちょっと怖いというか。なので「いいね」さえ押せずにTL読み流してる状態だったりします。もう少し安定すればドーンと構える事ができて「大丈夫?」とか「なんでも話して」ってリプできたりするのかなぁ。今も出来る時はしているんですど。支えてもらった分支えたいし、この病み垢(この言い方イヤな方がいたらすみません;)はずっと残しておきたいと思っています。

 

 

精神疾患は様々です。一人一人本当に違います。会社を休職した途端に調子が出てくる人もいれば、辞める事で調子が出てくる人もいて、復職することで調子が出てくる人だっているんです。どういうきっかけで何がどう病気に影響するか自分も主治医もきっと分かりません。探り探りの状態で毎日を過ごしていますので、どうか主観を押し付けないでいただきたい。

 

その人のいう通り、私ももしかしたらすぐに再休職・・・という制度があるのかないのか分からないから退職?しちゃうかもしれません。それでも「だから言ったでしょ」は違うと思う。あなたが思っていた通りの道筋を辿ってこうなったわけじゃないよ。と。

 

そっちのブログでこんな記事書けないのでこっちで憂さ晴らしみたいな事しちゃいましたけど、まぁいいよね!ああいうコメントは返信せず放置しておくのが一番!